2009/12/29 21:58
『俳句の作りよう』をもう少しで読み終わります。その実践は兎に角として、書かれていることは難しくありませんし、面白くも読めます。「埋字」の項など、駄句と佳句との差がとても解りやすく書かれています。虚子、やっぱり凄い、と思ってしまいました。
昨日は今年最後の句会でした。会場が文学館でしたので、余った時間、その先の公園まで行きました。ベンチで日向ぼこをしながら、水音を聞き(人工の流れですけれど)、冬の木々を見つめて過ごしました。良い刻を得た、そんな思いでした。さて、今日は、午前中は家業の片付け、午後は添削1通、礼状1通、俳誌への投句、それに「俳壇」へ今年の一句を投函。こうして今年も終わってしまう、のでしょうか?
辛くない母のカレーよ山茶花よ
外套を脱げばスープの具沢山
バーボンの炬燵を猫が出てゆきぬ
北塞ぎ猫飯どちの夜となりぬ
煮卵に冬至の酒を少し酌む
煮浸しにしても師走のひと夜なる
みづうみに落葉溜りのありにけり
みづうみの裏へまはれば尉鶲
湖に近くてけふも返り花
みづうみはふくら雀の日和なり
枯芝は湖へなだれて枯れきれず
霜柱踏めば檜山へ分け入りぬ
目貼してすこしいぶつてゐるやうに
大島が見えてうるめの乾きつつ
多摩御陵までの冬木を名指しつつ
マスクすれば老眼鏡の曇るなり
水音が落葉を掃いてゐるやうに
日溜りのくぬぎ落葉となりにけり
小春日のゆづり葉といふこころもち
※
一年も、終わってしまいました。来年は、来年こそ、・・・。
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